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同級生-2-



 翌日、目を覚ますと家にいたのは吉井だけだった。
「あれ、山口と松崎は?」
「七時ごろ帰った。松崎が用があるって言い出して、山口は送ってそのまま帰るって」
「そっか」
 吉井はどうして残っているのだろうと思ったが、眠っていた俺を気遣ってくれたのかもしれない。起き上がり、かけられていた布団を寝室に戻そうと抱え上げると、吉井もめいめい勝手に持ち出したらしい毛布や布団を集めて一緒に運んでくれた。
「なあ、小林。今日何か予定ある?」
「いや別に」
「美術館に連れてってくれない?」
 吉井は車で小一時間の距離にある美術館の名を挙げた。
「嫌ならいいんだけど、滅多にこっちに来ないから観に行きたいんだよな」
 吉井は今回の帰省には電車を使ったので車は乗ってこなかったのだと言った。
「へー、吉井って絵が好きなんだ」
 それが意外なのか「らしい」のかを言えるほど、俺は吉井を知らなかった。
「絵も好きだけど、今回の展示は彫刻だ」
「高尚な趣味だな。いいよ、どうせ暇だし」
 シャワーを浴びて身支度をすると、すでにお昼近かったので、近所のファミリーレストランで朝食兼昼食をとって、そのまま美術館に向かった。
 小さいけれどこぎれいな美術館で、俺が名前も知らないような現代美術を中心にいろいろな展覧会をやっていて、固定客も多いらしかった。
 現在の展覧会は、俺でも名前を知っているくらい有名な外国の彫刻家の作品展だった。名前だけは知っていたが、作品の実物を見るのは初めてだった俺は、結構圧倒されていた。人体の筋肉のつき方って、こんなふうになっているのか。おかしな話だが、現実の人間の身体よりよほどリアルに見えた。
「小林、作品に触るなよ」
 いつの間にか隣に近づいていた吉井が、耳元で囁いた。俺は振り返り、むっとして吉井の顔を見上げた。
「触らねえよ。なんだよ、子供じゃあるまいし」
「触りたくなるだろ、それ。俺は昔、触ったことあるんだ」
 吉井はいたずらっぽい笑みを浮かべた。
「別の展覧会に出ている時に見たんだ。ちょうど誰も展示室にいなくってさ。つい触っちゃったんだよ。そしたら、すぐに係員がとんできて注意された。監視カメラに映ってたんだな」
「意外だな。吉井って真面目なイメージだったのに」
「小林は俺のことなんか興味なかったんだろ。俺がどんな奴なのか、なんてさ」
「え」
 一瞬言葉を失くした俺に、ちょっと笑って吉井は先に立って歩き出した。俺はすぐに追いかけることもできず、もう一度同じ彫刻に目をやった。
 ぶらぶらと見ているうちに、気がつくと夕刻になっていた。常設展示もあったのだが、それは諦めて美術館を出て、車を駐車場に残したまま近くのレストランに入った。夕食には早かったが、お茶というにも半端な時間で、それなりに腹も減っていた。
 メニューを見るとフレンチで、俺は内心「失敗した」と思った。カジュアルな雰囲気だし、フレンチにしては安いが、昨日のクラス会のこともあったから、予定外の出費は押さえたいところだったのに。
「ディナーコースでいいか?」
 と言うので頷くと、吉井は「ワインはどうする?」と訊いてきた。
「実はあんまり金ないんだ。グラスにしてよ、どうせ俺は運転だし」
「ここはおごるよ。車代だよ」
 そんなふうに言われて情けなくなった。俺がたかっているように聞こえたのかもしれない。
「いいって。こんなのおごってもらったら悪いだろ。あるよ、一応そのくらいは」
「一日付き合わせたし。ここは俺に出させて」
 しつこいくらいの申し出に、俺はまじまじと吉井を見つめた。
「なんだよ、設計士って、そんなもうかるの?」
「まさか。離婚したばっかりだし、俺も余裕があるわけじゃない。だから次の時は小林がおごれよ」
「ははは。それってデートの定番台詞みたい。次なんていつになるかわからないだろ」
 俺が笑うと、吉井はすっと表情を消して視線をメニューに落とした。
「ワイン、赤でいい?」
「いいけど、俺、あんまり飲めないよ。ワインに酔い易いんだ」
 腰にきて、さんざんな目に遭ったことがある。
「運転手にして悪いけど、俺、飲みたい気分なんだ。ダメかな?」
 いちいち伺いを立ててくる吉井がおかしくなった。
「気にしないよ。吉井の金だし。好きなだけ飲め」
 食事の間、吉井は黙りがちで、ひたすらワインのグラスを口に運んでいた。俺は最初に注がれた一杯を飲んだだけで、結局吉井が一人で一瓶空けてしまった。
 食事を終えて外に出ると、すっかり日が暮れていた。冷たい風が吹きつけて俺は首を竦めた。
「さっむー。駐車場がすっげー遠く感じる」
 座って食事をしているときにはわからなかったが、歩き出すと吉井の足がふらついた。
「大丈夫かよ? 一人でボトルはちょっとな」
「そうだな。いつもなら平気なんだけど」
 肩を貸して寄り添うと、吉井の身体が風除けになって少し暖かかった。
「俺もなー、吉井くらい背が高ければもうちょっとモテたのに」
 俺の目線は吉井の頬の位置だった。背の高い奴って包容力がありそうに見える。
「モテるだろ、小林は」
「嫌味かよ」
 昨夜散々からかわれたことを思い出して、少し気分を害した。
「昔からみんな小林の周りに集まってた」
「それはモテるっていうのとは別だろ。第一、男ばっかりじゃねえか」
 唇をとがらせて抗議すると、吉井はクスリと笑った。
「小林はかわいいからな」
「アホタレ。酔っ払い」
 駐車場に着いて、助手席に吉井を押し込んだ。
 帰り道は混んでいた。大きな川を渡る橋の手前まで来ると渋滞でほとんど動かなくなった。フロントガラスの向こうに街の灯りが散らばっていた。時折音をたてて窓の外を吹き過ぎる風が物悲しさを誘った。
「冬の夜景ってなんだか淋しい気持ちになるよな」
 そんな台詞が思わず口をつく。その時、ギアを握る俺の左手に吉井の手が重ねられた。
「吉井?」
「真面目な話だ」
 驚いて伺う俺に、横顔のまま吉井が早口に言う。
「酔っているけど、真面目な話なんだ。卑怯かもしれないが、酔ってなきゃ言えない」
 重ねられた手が熱い。
「小林が好きだ」
 ドキリと心臓が耳に移ったような錯覚を感じた。
「高校の頃から好きだったんだ。正直に言えばずっと小林のことを想っていたわけじゃない。会わなきゃそれほどでもないんだ。時々懐かしく思い出して、どうしているんだろうなとか考えた。ただの思い出だと思っていた。だけどやっぱり好きなんだよ」
 ようやくこちらを向いた吉井の眼が熱を持って迫ってくる。
「もし、もしも小林に俺の気持ちに応えてくれる気があるのなら、小林の家に連れて行ってほしい。ダメならこのまま駅に送ってくれ」
 目をそらせなかった。顔の筋肉が固まってしまって何の表情も作れない。ふいに強くクラクションを鳴らされ、気づくと車が流れ出していた。慌てて発進させる。
 吉井が俺を好き? 好きって、それは恋愛感情ってことなのか。
 思い通りに動かない手足でギアを変える。ガクガクと揺れる身体はスムーズにいかないギアチェンジのせいばかりではなかった。
「俺、俺は…」
 沈黙に耐えられずに口を開いても、意味のある言葉なんか出て来なかった。吉井がため息のように笑った。車の中にワインの匂いが満ちている。
「バカなこと、言ったな。ごめん。駅に送ってくれよ。もう二度と会わないから、忘れてくれ」
 うまく呼吸ができなかった。変わりかけた信号を通り抜けた先に、道沿いのコンビニを見つけて、俺は駐車場に車を乗り入れた。
「どうしろって言うんだよっ」
 悲鳴に近い声を上げていた。
「小林」
「吉井はずるい。いきなりそんな決断できるわけないだろう」
 ハンドルに乗せた手に額を預けて、俺は呻いた。
「このまま別れたら二度と会わない、なんて言われてみろよ。まるで脅迫じゃないか」
「そんなつもりじゃ」
 言いかけた吉井の言葉を遮って、叫んでいた。
「脅迫だよ! なんだよ、俺には、お前の気持ちに応えるか、お前を失うかの選択しかないのかよ?」
 俺なんかより余裕のある大人のふりして、いきなりこんなふうに追いつめてきた吉井に憎しみに近い感情が湧いた。
「俺だって、ギリギリなんだ」
 吉井が窓の外に視線を逃がす。店からの灯りが吉井の輪郭を照らしていた。こちらに向けられた首筋。耳元から顎の線。どうしようもなさに顔が歪んだ。唇を噛みしめ、無言のまま車を出した。道を流れる車に合流する隙を伺いながら、頬に吉井の視線を感じていた。一台の車がコンビニに入って来るのと入れ違いに出た。
 何をどう考えるべきかわからなかった。吉井が俺を好きだという、そのことをどう受け止めればいいのか。
 同性に恋愛感情を持つ相手を「気持ち悪い」と拒絶することができれば、話は簡単だった。だがそんなふうには思えなかった。
 俺は吉井という人間をよく知らないのだ。そうだ、今になってあらためて思う。吉井に対して、仲のよい友人だと単純に割り切れるような気持ちを俺自身が持っていなかった。例えばこれが松崎や倉橋からの告白であったならば、友情への裏切りだと拒絶していただろう。



 俺は車を家に向けた。車庫に乗り入れ、エンジンとライトを消す。しばらく二人とも無言のまま薄闇に座っていた。
「来いよ」
 意を決して、俺は言葉を発した。
「このまま別れたら、俺たちの意志に関係なく、もう全部終わりだよ。何もしなくっても何年も会わなかったんだ。これからだって、会わないまま簡単に時間は過ぎていって、吉井が『二度と会わない』なんて決めなくたって、本当に会わないことになるかもしれない。そんなのは、いやだ」
 薄暗い車内にうっすらと浮かぶ吉井の顔の中で、白目だけがくっきりと光っていた。
 今すぐにと俺に決断を迫るのは、吉井ではなかった。それは時間や現在の生活だった。俺の日常に吉井はいない。今日ここで別れたら、次に会うのは何十年後かもしれなかった。
 もし吉井の告白が、高校生の時であったなら。毎日否応なく顔を合わせていたあの頃だったら、俺にはもっと考える時間があったと思う。もっと真剣に何度となく考えて、答えを出したはずだ。だが、今はここでつかまえなかったら、もう吉井は手に入らない気がしていた。
 とりあえず手に入れようなんて、卑怯でずるい考えだ。けれど俺は重ねた年月の分だけ、つかまえ損ねたいくつものモノを抱えている。吉井をそのリストに加えたくはなかった。
 部屋に入った途端、吉井はきつく抱きしめてきた。
「小林」
 ぴたりとくっついた胸から吉井の鼓動が伝わる。
「初めからこんなふうに考えていたわけじゃない。小林は昔から人気あったし、他の奴らと同じようにさ、そばにいると楽しいから一緒にいたかっただけなんだ。そうだと思っていた。いつから違うことを考えるようになったのかな」
 俺を抱きしめた吉井の手が背中を下に辿り、腰から尻に移った。ふっと耳元で笑われる。
「何?」
「やっぱり、女の人とは感触が違うな」
「当たり前だろ…あっ」
 ぎゅっと下から持ち上げるように掴まれ、お互いの下半身が密着して、吉井の熱を感じた。吉井の右手が顎にかかって上向けられた顔にキスが落ちてくる。何度もくり返されるうちにだんだん深くなってきて、舌が差し込まれた。いつのまにか吉井の手が頭の後ろに移っていた。
「ん」
 息苦しさに喘ぐ。吉井の左手に押さえられて密着した下半身を離すこともできない。口の中を嬲る吉井の舌に刺激され、俺も熱を持ち始めていた。
 吉井は俺をベッドに腰掛けさせ、服を脱がした。吉井の手がズボンにかかると、俺は恥かしさを誤魔化すように吉井の肩に腕を回して首筋に顔を伏せた。外気に晒された肌が頼りなかった。そのまま吉井がのしかかってきて仰向けに倒された。
「あっ」
 口をつけられて声が洩れた。吉井の舌がなぞるように這う。
「あ、あ」
 一度声を出してしまうと、もう我慢できなかった。吉井の舌が裏側から後ろに回ってあせる。そんなとこまで。
「吉井っ」
 濡れていて熱くて動物の舌みたいだと感じた。刺激が強すぎてあっけなく落ちてしまいそうな気がした。
「吉井、だめっ」
 泣き声を上げると吉井は口を離した。
「小林って感じ易いんだな」
 顔を覗き込まれて、羞恥に頬が染まる。吉井はちょっと笑って、今度は後ろに指を入れてきた。
「やっ」
 指を入れられるのは初めてではなかった。大学時代に付き合っていた彼女は、俺の挿入自体は拒んだけれど、かなりいろいろなことをさせてくれたし俺もされていた。保守的なのか革新的なのかわからない子だった。彼女の知識は女性雑誌からのもので、新作ファッションの情報と並んでかなり赤裸々なセックスについての記事が載っていることを知らされた俺は、少しばかり女性不信に陥ったものだ。
 後ろを刺激されれば感じることを俺は知っていた。でも。女の子にされるのと男の指は違う。実際の違いはないのかもしれないが、気分がまるで違う。
「あ、吉井。やだ」
 こっちが女になった気分。屈辱と被虐的な快楽が混じった。
 一度指が引き抜かれ、今度は少し太いものが入ってきて、身体がこわばる。
「な、何だよ?」
「指だってば」
 吉井が、人差し指と中指とを二本揃えて入れたらしい。
「ちょっと苦しいよ」
「だってコレ入れるんだよ?」
 熱をもった塊を押し付けられ、慌てて叫んだ。
「それは無理だっ」
「大丈夫だよ」
 平然と答える吉井に、眉が寄った。
「経験あんのかよ?」
「ないけど」
「なくってどうして大丈夫なんて請け負えるんだ。お前、ゲイじゃないんだろ? 俺も違う」
 今になって大学時代の彼女の気持ちが痛いほどわかった。そんなものを身体に入れるなんて冗談じゃない。それは吉井を好きとか嫌いとかの次元の問題ではない。
「ゲイじゃないからこそ、こういうコトしないと、実感できないんだ。抱き合うだけじゃわからない。女とやるようにしかできないんだよ」
「だからって、じゃあ、どうして俺が女役なんだ?」
「俺が小林を好きだから」
 勝手なことを、と怒鳴ろうとして吉井の表情に気づく。吉井は哀しげに笑った。
「小林は俺に応えるだけで、俺を好きなわけじゃないんだろ」
「そんな」
 俺は混乱して、吉井を見返した。こんなに近くで吉井の顔を見つめるのは初めてかもしれなかった。その肩に手をやって、そっと押しのけた。身体を起こして向かい合う。
「ごめん。俺、わからない。同情してセックスなんかできないよ」
 俺が吉井をどう思っているのか、それがわからなくなった。吉井が俺を好きだというのなら、それを受け入れるつもりだった。そのくらいの想いは吉井に対して持っていると思った。でもそれは愛情なのか。吉井を憐れむような気持ちでそんなことをするのは、自分で許せなかった。吉井がそれをわかっていて、それでいいと諦めているのが悔しかった。
「吉井、お前はそんな奴じゃないよ」
「小林…?」
「お前はすごい奴で、俺なんかにっ」
 ふいにぼろぼろと溢れ出した涙が不思議だった。
「なんで、そんなんでいいと思うんだ? お前はもっと、ずっと…」
 いつも吉井には敵わないと思っていた。同級生に憧れるなんて情けない気がして、認めたくはなかったけれど、多分そう、俺は吉井に憧れていたのだ。もしかしたら、俺のほうが吉井に片思いをしていたのかもしれない。その吉井が愛されることさえ望まずに、ただ想いを遂げるだけで満足するなんて。相手が俺である以前に、ただそのことが悔しかった。
「ちくしょう、もう何がなんだか、わかんねえよ」
 俯き、身体を傾けると、額が吉井の肩に当たった。とまどうように吉井の手が俺の頭を撫でる。
「どうしたんだよ、小林?」
 耳元に優しく囁きかける声。ああ、そうか。俺自身わけがわからなくなっているんだから、吉井にはもっとわからないだろうに、それでも吉井は取り乱した相手をこんなふうに優しく宥めることができるんだな。
「吉井が好きだ」
 俺は顔を上げて、はっきりと言った。
「吉井はすごいよ。俺、本当に吉井が好きだ。お前の気持ちと関係ないところで、俺は俺だけで吉井が好きだ」
 吉井が困ったような表情で、柔かく微笑んだ。
「それって、喜ぶべきなのかな?」
 思わず見とれてしまうような表情だった。懐かしいのに、初めて見たと思った。
「じゃあさ、今度は二人の気持ちが一緒になるようにしよう」
 言いながら吉井は再び俺を横たわらせた。キスを受けながら、俺は吉井を見上げた。
「やっぱり、するんだ?」
「いやか?」
「少し、怖い」
 正直に言ったのに、吉井は笑うだけだった。忘れていた昂ぶりに吉井の手が触れ、とっさに抑えられない声が出た。
「これを俺の中に入れてくれてもいいけど」
「ん、んん」
 吉井の手に翻弄されて、言葉が出てこなかった。
「やっぱり、俺が小林の中に入りたいなあ」
 すっかり息の上がっている俺に対して、余裕でいやらしい台詞を囁く吉井が少し憎らしい。
「ず…るい、吉井」
 唇を噛んで見上げると、吉井は「バカ」と呻いた。
「挑発するなよ、小林。俺だってそんな余裕ないんだから」
 言いながら、俺の腰の下に枕を差し入れる。浮いた腰に吉井の指が入り込んだ。
「や」
 ぐるりと中をかき回すようにして、すぐに指は引き抜かれた。
「力、抜いてて」
 吉井の熱が押し入ってくる。その衝撃。
「や、や、やだ。吉井、吉井っ!」
 気持ちとは関係のないところで、身体が逃げをうった。こんなのは知らない。吉井の手がしっかりと俺の腰をつかんでいた。途中で動きをとめて、あやすようにキスしてくる。
「力、抜いて」
「ん…あ、あ、無理。いやだ」
 必死に首を振る俺の頬を吉井の手が撫でる。
「ごめん。可哀そうだけど、俺もここじゃやめられないよ」
「あ、ああ、あ…」
 初めての感覚に、言葉にならない声だけを洩らした。「ごめん」とくり返す吉井にしがみつき、ただその波に揺さぶられる。吉井が達した時、俺の喉の奥を駆け抜けたのは、悲鳴だったのか嬌声だったのだろうか。



END





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