BACKFANTASIA




スクランブル―4─





「やっぱ俺のアパートじゃどうかな?」
「え?」
「飲むの、俺の部屋じゃダメ?」
 青葉さんの車に乗って大学図書館の駐車場を出たのは、ちょうど夕焼けが始まる頃だった。運転席の青葉さんの横顔は、輪郭が金色に縁取られて、懐かしい映画の一場面のようだった。それは、高校生の珠里が見ていたはずの風景。俺のものじゃない。
「別に、俺はどこでもかまいません」
 俺たちは青葉さんの提案で、途中のスーパーマーケットで肴になりそうな食材を買い込んで、彼の部屋で飲むことになった。
 冷蔵庫にあった缶ビールを二つのグラスに注ぎ分けながら、彼女と別れたと青葉さんは口火を切った。
「結婚するんだってさ」
「は?」
 驚く俺に頓着せず、泡立ちの少ないビールに「冷やしすぎたかな」と呟いて、青葉さんはグラスのひとつを俺に差し出した。
「おとといの夜、ミズキからメールが来たんだ。秋に結婚する予定で、仕事を辞めることにしたって」
「それ、本当なんですか?」
 青葉さんから受け取ったグラスには口をつけずそのままテーブルに置いて、俺は訊ねた。
「彼女、そう言って本当は青葉さんが止めてくれるの待ってるんじゃないですか」
「どうかな」
 青葉さんは俺の視線を避けるようにビールのグラスを傾けた。目の前で上下する喉を俺はなぜかキレイだと思った。
「だって、いきなりすぎますよ。ミズキさんがここに来て俺と鉢合わせしたの、ついこの間、先週だったじゃないですか」
 だいたいメールなんかで別れ話をするというのもあんまりな気がする。きっと彼女は青葉さんを待っている。
「青葉さん、彼女が好きならちゃんと話し合ったほうがいいですよ」
 俺の言葉に青葉さんはかすかな苦笑を浮かべて頭を振った。
「もう、いいんだ」
「そんな」
「ごめん。俺、十河と飲みたかっただけなのかも。もうミズキのことはいいんだ」
 そんなふうに言われてしまうと言葉につまる。俺は冷たいビールを喉に流し込んだ。
──青葉さんがどんな人か、ミズキさんはわかってますよね?
──ええ、わかってるわ
 俺の問いとミズキさんの答え。
 青葉さんはミズキさんが決めたことだから、それを受け入れるつもりなんだ。相手の気持ちを尊重する青葉さんらしい優しさかもしれないけど、でも、それでいいんだろうか。ミズキさんは青葉さんがそういう人だと知っていて、本気で別れを決めてしまったからこそ、「結婚する」とメールを送ってきたのだろうか。
 何も言えずに青葉さんの顔を見ていたら、青葉さんはもう一度「ごめん」と呟いて、グラスを持ったままの手を持ち上げて額に押しつけた。
 うつむき、まぶたを伏せた青葉さんは、やけに頼りなく見えた。
 唐突に俺は青葉さんに触れたいと思った。肩を抱いて「大丈夫、俺がそばにいるから」と言ってあげたい。
 ちがう、俺じゃない。珠里。青葉さんのそばにいるべきなのは、珠里だ。青葉さんに会えないのが淋しかったと言った珠里の声が耳によみがえる。
──十河くんは私から離れないでね
 珠里が「離れないで」と願っていたのは──本当に珠里が一緒にいたいのは……。
「青葉さん」
 俺は覚悟を決めて、口を開いた。
「青葉さん、珠里と会ってください」
「え?」
 驚いた顔で俺を見返す青葉さんに言う。
「珠里は、ずっと……青葉さん、あなたのことが好きだったんだから、だから珠里と会ってください」
「バカなこと、言うなよな」
 テーブルに肘をついて力なく遮った青葉さんの顔を、俺は下から覗きこんだ。
「俺は、いいんです。青葉さんのこと好きだから。青葉さんになら、珠里をまかせられる。だから二人でちゃんと話してほしい。せっかく同じ学校になったんだから、俺に遠慮しないでください」
 俺の存在がなかったら、もっと早く珠里は青葉さんと付き合うことができたかもしれない。今この場所にいるのは、俺ではなくて珠里だったかもしれない。
「珠里が青葉さんを好きなら、俺はいさぎよく諦めるつもりです。珠里が幸せなら、それでいい」
「やめろ」
 急に強い力で両腕をつかまれて、青葉さんの顔が至近距離に迫った。その表情は怒りというより悲愴に近いものをたたえていた。
 青葉さんの瞳に映る自分の顔を目にして、「あ」と思い、「まさか」と思った。
 その瞬間、俺は目を閉じていた。唇に受けた柔らかく冷たい感触。
「ごめん」
 唇が離れて、青葉さんは謝った。
「ごめん。俺、十河の口から珠里の名前聞きたくない」
 俺は目を開き、呆然と彼の顔を見上げていた。
「好きなんだ」
 言葉がなかった。
「俺は十河が好きだ」
「青葉さん」
「こういう気持ち、初めてだよ。十河が珠里を好きなのは知ってる。それでも諦められない。なあ、どうしたらいい?」
 ふいにすがるような目で見つめてくる。
「青葉さん」
 俺はバカみたいに彼の名前をくり返すしかなかった。
「十河、絶対気色悪いとか思ってるだろ。俺だってこんなこと、こんなふうに言うつもりなかった。けど、少しでいいから十河に俺のこと考えてほしいんだ」
「……珠里が……」
 考えがまとまらないまま口にした名前に、青葉さんはひどく傷ついた顔をした。思わず彼のほうに手を伸ばしかけて、でもそれは意識の上だけで、実際には俺は動くことができなかった。
「……帰ってくれ」
 泣き出す寸前のように顔を歪めて青葉さんは言った。
「青葉さん」
「すぐに帰らないと、俺、十河にひどいことするよ。これは脅しじゃない」
 青葉さんは、自分を押さえ込むように腕を身体に回していた。その腕を解いてしまいたい誘惑にかられながら、俺はのろのろと立ち上がった。
 俺は、青葉さんが珠里の元彼だから気になったのだ。珠里がいなかったら、青葉さんに近づくことはなかったのだ。


 翌日の金曜日、部屋にやってきた珠里は、真面目な顔つきで「話があるの」と言った。
「十河くん、私たち別れよう」
「え?」
「私、センパイと、もう一度やり直すことになったから、十河くんと別れたい」
「センパイって──新藤さん?」
 とっさに脳裏に浮かんだのは青葉さんだったけれど、珠里は青葉さんを「先輩」とは呼ばないと思い直した。珠里の「先輩」は新藤さんだった。珠里に片想いをしていた頃の俺は、仲の良い二人をずっと見てきた。
「ん。仕事も慣れて落ち着いたから、もう一度ちゃんと付き合おうって。学生の頃みたいに会いたい時にすぐ会うってわけにはいかないけど、それでも続ける努力をしてほしいって」
 あまりに自然な珠里の口調に、何を言われているのか理解するのが難しかった。
「珠里、新藤先輩と会ってたの?」
 珠里は黙って俺の顔を見た。
「俺に隠れて、新藤先輩と会ってたの?」
 俺は珠里が卒業した新藤先輩と連絡を取っていたことなどまったく気づいていなかった。
「隠れてなんか、いないよ」
「珠里」
「私、十河くんに対して疚しい気持ちなんか全然ない」
 きっぱり言い切られて、少しひるんだ。
「そんな、だって、おかしいじゃん。俺と付き合ってて、どうしてそういうことになってんの?」
 俺の詰問に、珠里は息を吸い込んだ。
「十河くんより新藤先輩のほうが私のこと、ちゃんと見ててくれるもの」
「なんで、そんな比較なんかするんだよ。俺、珠里がそういうこと考えてるなんてがっかりだよ」
 俺の知っている珠里はまっすぐで嘘のない女の子だったはずだ。
「いいよ。がっかりしてくれて」
 珠里は冷たく挑戦的な声で頷いた。
「珠里」
「十河くんの気持ちはもう冷めてるでしょ。おんなじように私の気持ちももう冷めちゃったの。私はもう十河くんを好きじゃない」
「どうして、俺の気持ちを決めつけるんだよ。俺は、ちゃんと珠里を好きだよ」
「嘘つき」
 珠里は目をそらさずに俺を見ている。
「なんで嘘なんだよ。俺がずっと珠里を好きだったこと、珠里は知ってるって言ったじゃないか」
 思わずきつい口調になってしまった俺に、珠里は、きゅっと唇を結んだ。
「前はそうだったけど……今は、そうじゃないよね?」
「なんで」
「伝わってこないもの、十河くんの気持ち。今は全然私のこと見てくれてない」
 静かに断言されて、俺は何も言えなくなった。
 珠里が新藤先輩を忘れてないことに俺はまったく気づけずにいた。新藤先輩が再び珠里にコンタクトを取ってくるなんて思ってもみなかった。かつてあんなに、仲の良い二人を見続けてきたのに。珠里と新藤先輩は、サークル内に知らぬ人のないカップルだった。
 けれど、それなら青葉さんはどうなる? 彼女と別れた青葉さんには、他の誰かが現れるのか。
 俺の知らない誰かと、青葉さんは付き合い始めるのだろうか。
「珠里」
 呼びかけに、ガラスのような目を向けてきた珠里に、俺は頼んだ。
「俺がダメなら……新藤先輩じゃなくて、青葉さんにしてくれないか」
 珠里が俺に愛想をつかしたとしても、俺と別れた彼女が青葉さんと付き合うのだとしたら素直に諦められる気がした。
「…何それ」
 珠里の声が震えた。俺はそれに気づかないふりで言葉を続けた。青葉さんの隣にいていいのは珠里だけなのだから。
「青葉さんも彼女と別れたって。だから、今なら珠里と青葉さんが付き合っても何の問題もないんだ」
「バカッ!!」
 珠里はいきなり殴りかかってきた。
「最低! 十河くんなんか大嫌い! どうして最後までそんなこと言うのよ。十河くんは私の気持ち、ぜんぜんわかってくれない。ダイッキライ!」
 わあわあと泣き叫びながら珠里は握った拳で、俺の身体を何度も叩いた。珠里の叫びは悲鳴に聴こえた。俺の肩といわず頬といわず、珠里の拳が当ってくる。
「珠里」
 俺は珠里の両手首をつかんで、彼女の攻撃を止めた。
「嫌い。本当にひどい人」
 俺の目の前で俯く珠里の瞳から、ぼろぼろと涙がこぼれ落ちた。
「十河くんは、私のこと淋しければ誰とでも付き合うと思ってるんでしょ。私が、十河くんを好きな気持ち、少しも信じてなかったんでしょ。先輩と別れた後で、誰でもいいから付き合うような女だって、私のことそんなふうに……っ」
 珠里は俺の手から手を引き抜こうと力をこめて暴れた。それを押さえ込んで俺は囁く。
「珠里、ごめん。俺、珠里を傷つけるつもりじゃなかったんだ。俺は本当に珠里を好きだよ。すごく素敵な子だと思ってるよ。誤解させたかもしれないけど、青葉さんにしてほしいっていうのは、俺が、珠里も青葉さんも好きだからだよ」
 二人が再び付き合うなら、俺は喜んで身を引く。青葉さんの隣にいるべきなのは珠里なのだから。
「青葉さんは本当にいい人だよ。珠里にとって青葉さんは特別な人だろ?」
「…私じゃないでしょ」
 俯いたまま珠里はぽつりと呟いた。
「え?」
「私が、いつ怜ちゃんを特別なんて言ったのよ?」
 泣きじゃくる小さな子供のような、たどたどしい口調で、珠里は俺に問いただす。
「十河くんじゃないっ!」
 小さな嗚咽まじりの声でなじりながら、珠里は再び俺の手をふりほどこうとした。
「怜ちゃんを気にしてるのは十河くんでしょ。十河くんは私じゃなくて怜ちゃんのことを気にしてるんだもの」
「そんな」
 俺が呆然と手を放すと、珠里は自由になった手の甲を使ってぐいっと涙を拭った。
「私だって、最後にこんなこと言いたくない。絶対、言いたくなかった」
 子どものような仕草で涙をぬぐいながら珠里は言った。
「十河くんと別れるのは私のわがままだってちゃんとわかってるから。十河くんのせいにしたらズルイってわかってる。だけど、十河くんはあんまりひどい。私の気持ちなんて全然無視して、そんなの付き合ってる意味がないじゃない」
 拭っても拭っても涙はとめどなく溢れ、諦めたらしい珠里は頬に流れる涙をそのままに俺に訴える。
「私は会いたい時に会えないのは嫌だってずっと思ってた。でも会ってても私を見てくれない人と一緒にいるほうがもっともっと悲しいってわかったよ」
 珠里は両手に顔をうずめて、イヤイヤをするように頭を振り、くぐもった声で続けた。
「十河くんだけのせいじゃない。ちゃんと伝えられなかった私も悪いけど、でも最初は漠然としてたから、うまく言えなかった。言えないまま、十河くんと私の気持ちがどんどんズレていくのが悲しかった。そんな時に新藤先輩から連絡が来て、もう一度やり直そうって言われて……」
 珠里は言葉を切って顔を上げ、濡れた目で俺を見た。
「ごめん。やっぱり私、新藤先輩が好きなの。十河くんよりも新藤先輩が好きなの。ごめん」
 俺は息をつめて珠里を見ていた。まっすぐで素直な女の子。俺はずっと珠里が好きだった。いつのまに彼女から目をそらしていたのか。
「謝らなくて、いいよ」
 俺はつめていた息を吐き、ようやく言った。
 もしも俺が早く珠里の不安に気づいていたら、多分俺たちは別れることにならなかっただろう。青葉さんではなく、珠里だけを見ていたら。青葉さんを知る前のような、まっすぐな気持ちで、珠里を見ていたら。


 最悪の気分で過ごした週末がようやく明けた月曜日、三限目の講義が終わりかける頃、携帯に青葉さんからのメールが届いた。
 マナーモードにしてあったものの、狭い教室だから、その低い振動音は思いのほか響き渡ってしまい、講師の視線を気にしながら、音を止めようと取り出した携帯の画面では、メールの受信を知らせるスクロールが青葉さんの名前を表示していた。
──今夜もし空いていたら、食事に行かないか?
 講義が終わった後で確認したメールの短い文面からは、青葉さんの真意は量れなかった。
 俺はその場で青葉さんに電話をかけて、前回の和風ダイニングうさぎやに行くことになった。
 正門前で迎えに来た彼の車に乗り込むと、青葉さんは発進させる前に俺に向かって頭を下げた。
「この間は、驚かせてごめん」
「青葉さん」
「その……こういう気持ちは本当に初めてで、俺、ちょっとどうしていいかわからないんだ」
 そう言って、青葉さんはギアをドライブモードに入れて車を発進させ、滑らかに車の列に合流した。
「俺、珠里に振られました」
 前回とちがい、まだ早い時間帯のためかスムーズに流れていく車の中で、俺は告白した。
「前の彼氏ともう一度付き合うって。簡単には会えなくても、淋しいのも我慢するって」
「そうか」
 青葉さんは、短い相槌を打っただけで、それ以上何も言わずに運転を続けた。
 道路が空いていたため、うさぎやにはすぐ到着したけれど、夜の営業時間は五時半からと表示が出ていて、まだ間があったので、青葉さんは「少し時間をつぶそう」と言い、そのまま車を郊外に向けて走らせた。やがて山のふもとにある公園に着いて、裏手の駐車場に車を停めた。メインではない駐車場なので、他に停まっている車はほとんどなくて、それぞれに幼い子どもたちの手を引いた若い女性の二人連れが、少し離れた場所にあったワンボックスカーに乗り込んで行ってしまうと、目の届く範囲には俺たちの乗っている車くらいしかなくなった。
 カチリと青葉さんがシートベルトを外す音がした。
「十河」
 俺の名を呼ぶ青葉さんの声が緊張していたから、俺まで緊張してしまった。そちらに顔を向ける勇気がなくて目だけを動かして確認すると、青葉さんも正面を向いたままだった。
「今すぐどうこうっていうんじゃないんだ。ただ、俺は簡単には諦められそうにないから、十河のこと待ってちゃダメか」
 思わず彼のほうを見たが、横顔の青葉さんからは表情が読み取れなかった。
「青葉さん」
「ごめん。しつこいよな、俺」
 青葉さんは早口で言って自嘲のため息を漏らした。
「よくわからないんだ、自分でも。俺、自分がそういう──同性に惹かれる人間だって自覚なかったし、だから自分でも戸惑ってて」
 青葉さんは俺のほうは見ずに、視線をフロントガラスに向けたまま独り言のように続けた。
「十河に全然その気がなくても仕方ないと思ってる。だから、普通に友だちってことでいいんだ。俺は十河と普通に友だちとして付き合っていきたい。それで、いつか十河の気持ちが変わってくれたら……って、ちが…っ、あの……。あああ、もう俺、ダメだ」
 自分自身でツッコミを入れてグシャグシャと髪をかきむしる青葉さんに、俺は思わず噴き出してしまった。
 まったくなんて人だろう。イヤミなくらいクールなところがあるかと思えば、こんなふうに平気で弱さを見せる。
 笑っている俺に、青葉さんは手を止めて俺を見て情けない顔で「ごめんな」と言った。
 好きだ、と感じた。
 これは珠里の気持ちではない。俺は青葉さんが好きだ。これは俺自身の想いだ。
「十河」
 青葉さんが俺を見る。俺はまっすぐにその目を見返した。珠里のこともミズキさんのことも考えずに、ただ青葉さんが好きだと思った。
 珠里に片想いをしていた頃、彼女の隣にいる新藤さんのことを考える余裕なんてなかった。ただ珠里のことだけを見ていた。恋の場面で、誰かに遠慮するなんて嘘だ。素直に自分の気持ちに従うだけでよかったのに、俺は、同性の青葉さんに惹かれる自分の気持ちをごまかすことに珠里を利用していた。本当の珠里の気持ちを考えずに、自分の中で勝手に珠里の気持ちを作り上げてた。
 ごめん、珠里。俺は青葉さんが好きだ。
 心の中で珠里に謝り、俺は想いをこめて青葉さんを見つめた。そして、多分伝わったのだろう。青葉さんが動いた。青葉さんの左手が俺をいましめていたシートベルトをもどかしそうに外す。
「十河」
 俺を呼ぶかすれた声と肩を引き寄せる手。助手席の俺はその手に従って身体ごと青葉さんのほうを向いた。そのまま目を閉じると、おずおずと近づいてきた唇が軽く触れて、すぐに離れた。
 かすかなため息のような音を聞いて目を開ければ、至近距離の青葉さんはやけに神妙な顔つきをしていた。その表情がおかしくて愛しくて思わず笑いが漏れた。つられたように青葉さんの口元にも笑みが浮かぶのを見て、今度は俺から手を伸ばして青葉さんを引き寄せた。



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